ヌーノ・別天地構想

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きのこ帝国の活動休止に寄せて

その時は突然に訪れる。

 

きのこ帝国の活動休止。

シゲが親の稼業をつぐことで、メンバーが3人になってしまうが、他のベースを入れて演奏している姿の想像がつかないので活動休止とのこと。

 

なんとなく、予兆のようなものは感じていた。

メンバーそれぞれのソロ活動。

「夢見る頃を過ぎても」。

結成10周年ツアーでの何とも言えない空気のMC。

 

「タイム・ラプス」をリリースしてから、話題に上がることが少なくなったと感じたタイミングでの発表だった。

 

始めてきのこ帝国を聞いたのは

時は遡り、4年前の大学2年生の時だった。

何気なくぶらついていたTUTAYAで見つけた

「フェイクワールドワンダーランド」のCDのジャケットがカラフルで子供の落書きみたいでかわいいので気に入って、借りた。

 

その時、きのこ帝国はみんなが聴いたことありそうで、実はあまり聴いたことないようなサウンドのバンドだと思った。知らないはずなんだけど、なんだか懐かしくて昔から知っているような感じ。ありそうでなかった音楽。聴く人の痒い所をくすぐりつつも、若者の陰鬱さとどうにでもなりそうな感じが表現されていたそれに共感できた。

実際に何回聴いたかわからないし、何回聴いても心地よく聞ける音楽だった。よくわかんないけど、そのシンプルさが性に合ったのかもしれない。

アルバムごとにきのこ帝国の音楽は変化していったけど、そこに対してあまり抵抗感はなかったように思う。「愛のゆくえ」「クライベイビー」「夢見る頃を過ぎても」などアルバムごとに自分に刺さる曲は少なからずあって、それが嬉しかった。

 

 

実際にライブを観に行ったのは、新木場の結成10周年ツアーだけだったけど、佐藤千亜妃の歌の上手さに惚れた。音源よりもライブの方が素晴らしかったし、固唾を飲んで見守るものがあった。クロノスタシスのbpmは83じゃなかったけど。。

 

学生時代をきのこ帝国に支えられてきた。きっとこれからもずっと聴くであろうと思う。

このまま時を止めて再結集を待つ選択をしてくれたメンバーに感謝している。

またいつか再結集して、最高の音楽を届けてくれることを願ってます。