ヌーノ・別天地構想

君が泣くまで考えるのをやめない。つもり

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My Hair is Bad 嫌いじゃないよ

 

  My hair is badというバンドを知った。

通称マイヘア。このバンドはみんなが大好きなバンドだ。若い人はみんなマイヘアマイヘアと口々に言うだろう。

しかし、みんなが好きなバンドだから自分も好き。という風に思えるほど自分は素直な人間ではないのだ。

なんだか、大勢に流行ってるバンドって聴くだけで、少しだけ否定したい気持ちが沸く。反骨心が沸いてくる。

 

 特に、このバンドはTHE NINTH APPOLLO所属なこともあって、女ウケが凄まじい、twitterできゃあきゃあ言われて、椎木君が呟くだけで僕のタイムラインは騒ぎになる。

だからこそ、どんなにいい音楽なのか、それを証明できる力を

果たしてこのバンド持っているのかどうか気になるところである。

 

 最近の流行のバンド聴いたりとか、自分の趣味に合うバンド探したりするのって、

結構労力がいることだ思う。新しいものを取り入れることとうことは大変なことだ。

だから、僕はなるべく手っ取り早い方法でバンドを品定めすることにしている。

他人がどうバンドを探しているかはわからないが。

 

 どんな風に品定めしてるかというと、とりあえず検索してYou TubeでMVを観る。

そして「良いところよりも、ダメなところを探す。」

と書いたらちょっと語弊があるかもしれないけど。

意図的にダメなところを探すというよりも、自然とダメなところを探すような見方をしてしまっている。

 

 そして、なんかあまり好きじゃないなと思ったら、もうそのバンドは聴かない

音楽なんてものはひたすらに、自分の好きな音楽を聴けばいい。気に入らなけらば一生聴かないと僕は思っている。

自分の好きじゃない音楽を聞く必要があるのは、おそらく音楽をやっている人だけだ。

 

 このバンドは自分とって必要としていないバンド。聴かなくてもいいバンド。

っていうふうに評価するようにしている。人間は他人のダメなところばかり目に付くからね。

この方法は結局、自分とマッチするバンドのみを探していることになる。

 


My Hair is Bad - グッバイ・マイマリー(ハイパーホームランツアー日比谷野外大音楽堂 2017/5/4)

 

 ただ、何度You Tubeで見返しても、穴が開くほどMVを見ても、

このMy hair is bad っていうバンドには否定できる要素がない。

 

 歌詞も曲のまっすぐさも、メンバーのルックスもすべて、

そのバンドにとってあるべき姿をもって存在している。

バンドとして、自然体で無理がない。嫌味な感じがしない。

 

 否定できないから好き。という訳ではないが、

自然とこのバンドを受け入れてしまう自分がいる。

決して、歌詞に対してすべて共感できるわけでもない。

サウンドだっていわゆるギターロックだ。

ただ、余計なものが何一つ入っていない気がする。

 

「音楽をやりにきました」っていうオーラを凄まじく感じる。

 

添加物にまみれてしまって、個性を失い、自分たちの音楽をやらないで、

腐ってしまっているメジャーバンドなんて五万もある。

 それだけ自然体のバンドは貴重だと思う。

 

マイヘアはロックってこうでなきゃ」って思わせてくれる。

 

 僕は、ただギターを掻き鳴らしたロックが好きなのかもしれない。

話は本当に簡単で歪ませて、音がデカければいい。エルレとかと同じように。

ロックバンドのあるべき姿を示してくれる。

 

 

 いや、このバンドが売れている理由としては、

椎木くんのカリスマ性が光っているのかもしれない。

 

 変な書き方かもしれないが、

椎木君は「言葉を操る能力」が以上に発達してると思う。

140文字だけ書かせても天才的カリスマがあるし。

歌詞を書かせても、現代の夏目漱石といっても過言ではない

 

 

 「フロムナウオン」という曲があるのだが、毎回前奏で弾き語る内容が違う。

ライブで椎木君は僕たち若者に向けて全力でメッセージを送ってくる。

日によって歌詞が変わるところに、人間味を感じるというか。

椎木君は今を生きていて、日々変化している。

 

 椎木君は常に考え続けていて、歌詞という言葉の力を疑うことはない

言葉をおろそかにしない印象を受ける。きっと今後も輝き続けるだろう。

 

 なんだかんだ、ずっとこのバンドのことを気にかけていきたい。

要するに、My Hair is Badがどうしても嫌いになれないってこと。

 

mothers(通常盤)

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