ヌーノ・別天地構想

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コンビニでありがとうを言わない客

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現在、私は飲食店でバイトをしているのだが、

飲食店では食事が終わって会計の際に、

「ご馳走様です。」は大体7割くらいの人が言ってくれる。

これはかなり割合としては大きい気がする。

 

しかし、少し前にバイトをしていたコンビニエンスストアでは、

コンビニの会計あとで「ありがとう。」を言ってくれる人は、

約2割くらいしかいなかった気がする。

みんな会計の後に無言で立ち去ってしまうのだ。

「ありがとう」でなくても、会計の前に「お願いします。」

と言ってくれる人はさらに少ない。

 

この違いは一体どこにあるのだろうか。

ひとつ理由として考えられるのは、世間の人はコンビニバイトの仕事に対して

理解がないのだろう。かなり楽で誰でもできる仕事だと考えているのだ。

コンビニのバイトはそんなに簡単な仕事ではない。

 

 

コンビニバイトの業務内容

コンビニバイトのする仕事は山ほどある。

レジ打ち、公共料金、宅配便(これ時間かかる)、

フライヤー、おでん(怒)、たばこ、品出し、雑誌等の返本、

トイレ清掃、賞味期限の確認、入荷する商品の検品などなど。

 

そんな簡単には覚えられる内容ではないと思うし、

特に夕勤のバイトの人は忙しく、仕事に追われている。

要するに暇じゃないのだ

コンビニのバイトはただレジに立って、

お客さんが来るまで待っているだけではない。

レジを打つかたわら、品出しをし、客たちをもう1人の店員に任せて、

トイレ掃除をして、本を返品して...

他にもやらなければならないことは山ほどある。

レジを打ってくれることを当たり前のことのように考えている人が

あまりにも多すぎる。

 

もう一つ考えられる理由は、単にコンビニバイトの年齢層が低いからだろう。

客層としては社会人の割合が圧倒的に多いので、

バイトをしている若者をただ若いという点だけで下にみているのだろう。

君たち学生にもできるなら、俺にもできると。そんなところだろう。

 

実際にやってみれば、そんなに簡単な仕事ではないということに気が付く。

実際にやってみたこともないのに、コンビニのバイトが簡単と思わないでもらいたい。

 

海外の接客とお客さん

海外、特にヨーロッパやアメリカなどでの接客は、

日本ほど丁寧ではないが、基本的に愛想はいいし、

話しかけてくれたりするものだ。

接客が終わると必ず、thank youと言うし、

お客さんも必ずthank youと返す。

おそらくthank youと丁寧に返さなかったら、向こうでは

本当に愛想の悪い人になってしまうだろう。

 

そう、海外だったらあくまでもお客さんと店員さんは、

等しい立場にあるのだ。日本はあくまでも「お客様が神様です。」

という認識が強すぎる。ありがとうを言えない人は本来なら、

失礼で不愛想な人なのだと、僕も思う。

 

ありがとうを言おう。

やはり、バイトをしていた身としては、

「ありがとう」を言われたときは嬉しかった。

特に、常連さんにありがとうと言われると嬉しい。

今でも覚えているのが、会計のあとに、

いつも「お世話様です」と言ってくれる、関西訛りの物腰の低そうなおじさんだ。

あの人は本当に人が好さそうだった。

僕も年を取ったら、あんな風になりたいものだ。

世の中にはいい年の取り方というものがあると思う。その手本みたいな人だった。

 

「ありがとう」と言われて嫌な人は少ないだろう。

 

レジ打ちの人に「ありがとう」と言う。

「ありがとう」でなくても、「どうも」とか軽く会釈するとかすべきだと思う。

「ありがとう」を言っている、そんな自分が好きなだけかもしれない。

「ありがとう」なんて自己満足でいいのだ。

他人の為にならなくても、自分が気持ちよければいい。

「ありがとう」を言えば、お互いに幸せになれるwin-winな関係なれる。

私はそうやって少しずつ、世界を良い方向に循環させたいと切に願っている。