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オーストラリア旅行記 [ゴールドコースト]3日目

今日は早く起きる。

朝7時半から、スプリンブルツク国立公園のツアーに参加する。ホテルの前には小さなバンが1台待っていた。日焼けした日本人のガイドの人に名前を確認され、バスに乗り込む。僕らの他にも、6人組男子グループと2人組女子グループが参加していた。

 

日焼けしたかっこいい40代くらいのガイドの人の運転でまずは、ヒンズーダムと呼ばれる巨大なダムへと向かう。その途中、オーストラリアについて様々な話を聞かせてくれる。

 

オーストラリアの人口は日本の半分くらいで、主に東海岸の方に人口が集中しているらしい。オーストラリアはかなり豊かな国で、国民の年収は平均で、800万円近く、もらっているという。また、バイトの人の時給もかなり高く、普通1500円?くらいで、さらに土曜日で1.5倍、2倍くらいになるらしい。時給900円で働いている僕からしたら羨ましい話だ。このあたりの街の人はさらに裕福らしい、自分の家にボート乗り場がある家が多数ある。また、オーストラリアの学校は基本的に部活などがなくて、学校が終われば家にすぐ帰るらしい。

 

あまりよく覚えていないのだが、オーストラリアでは犬などのペットを飼うのが難しいらしい。なぜなら、オーストラリアに棲息する動物はコアラなど、基本的に草食的な動物が多いので、犬などの動物が生態系に入り込んでしまえば、たちまち強者になってしまう。そのため、犬などを飼う場合は、申請がいるらしい。

 

オーストラリアの住民の家の庭の芝は綺麗に刈り取られている。それは何故かというと、オーストラリアには芝監視員というものがいて、むやみに芝を伸ばしたりしていると、注意を受けるらしい。

 

そんな話をしていると、ヒンズーダムについた。このダムは、オーストラリアで採れる石を積み上げの方式で作られたダムらしい。かなり巨大なダムだ。昨日、かなりの雨が降ったおかげで放水を行っていた。この光景を見ることができるのは、めったにないらしい。

 

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山道を揺られたおかげで、車酔いをしてしまったようだ。どうやら、朝ご飯を食べていないのと、昨日夜遅くまで飲んでいたことが原因らしい。現地ガイドさんに言うと、ジンジャービールというものをお薦めしてくれた。これが車酔いに効くらしい。ショウガ味の紅茶に砂糖を加えたような味。これがかなり、美味しかった。

 

ヒンズーダムを出発して、今度は温帯・亜熱帯雨林と滝へとバンを走らせる。このスプリンブルツク国立、公園では、たまに山火事が発生することがあるらしいが、基本的には山火事を放置するらしい。それは何故かというと、その発生した山火事は、山自体が次の植生のために欲しているのだという。また、木などが生えすぎたところに人間の手で火をつけるコントロールファイアというものを行うそうだ。そうすることで、木々の間隔をまばらにし、新たな木々が生えやすい環境にするのだとか。

 

亜熱帯雨林へと到着し、ポンチョを来て、森の中を歩いていく。10分くらい歩いたところで、少し開けたところに出た。少し遠くに滝が見える。この場所で写真撮影をした。ガイドさんがオーストラリアでのやまびこの仕方を教えてくれた。日本ではやまびこをするときの掛け声は「ヤッホー」であるのに対し、オーストラリアでは裏声を使って、「キィーウィ」?みたいな感じで張り上げるらしい。確かに、やまびこが返ってきてた。

 

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少しの休憩時間となって、ガイドさんがコーヒーを淹れてくれた。森の中で飲むコーヒーが格別に美味しい。日本にいたら、どうにもに日々、携帯やら、パソコンやらをいじってばかりになりがちだから、たまにはそういうデジタルな世界を離れたほうがいいのかもしれない。

 

次は、かなり長く歩いて、滝の裏を通り抜けて、また戻ってくるという。森の中を歩いていく。ガイドさんが森とか山とかを歩くと、リラックスできる効果があることが科学的に立証されているという話をしていた。だんだん雨が強くなってきて、地面がぬかるみになってきている。10分くらい歩くと、巨大な岩の裂け目ができている。このあたりでまた、写真撮影をしてさらに進んでいく。オーストラリアの現地の人とも多くすれ違う。向こうの人は必ずハイと挨拶をしてくれる。こういった場面で挨拶をしないのはかなり、不自然というか失礼なことらしい。滝に到着した。滝の裏には確かに通れる道があった。2つに分かれて落ちているのでツインフォールというらしい。

 

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雨が土砂降りになってきたので、黙々と歩いて、車の元へと登っていく。こんなに雨に打たれたのはいつ以来だろうか。大きくなってから、雨に打たれた記憶があまりない。大自然を体感できて、気持ちのいい一日だ。

 

少し移動して、カフェで昼食をとる。今日の昼食はミートパイだ。パイと言えばアップルとか甘いパイをイメージしてしまう。ミートパイは初めて食べる。パイのなかに、デミグラスソースで煮込んだ牛肉だ詰まっている。なんだが、生じょっぱくて、あんまりたくさんの量を食べられる味じゃない。こっちの味付けは極端にしょっぱいものが多くて、大味な気がする。日本の料理が上手いと言われるのは確かなようだ。

 

その後、冷帯雨林に向かう。はるか昔に、オーストラリアは南極大陸と同じ1つの大陸だった時代があるので、地域によっては冷帯雨林と南極ブナというものが残っているという。今回見に行くのは樹齢2000年?くらいの巨大なブナだ。冷帯雨林は車でかなり登ったところにあるらしい。先に、展望台による。展望台には世界遺産の看板があるという。世界遺産には実はマークがあるらしい。ほとんどの世界遺産にはこのマークが設置されているらしいのだが、日本の世界遺産のガイドさんはあまりそのことを知らないらしい。

 

次に、樹齢2000年の南極ブナを訪れる。冷帯雨林というだけあって、本当に寒い。さっき雨で濡れた影響かかなり体が冷えてきたように思う。樹齢2000年の南極ブナは本当に太かった。せっかくだから抱きつきたいところだが、バリケードが設置されていて、僕ら観光客を拒んでいる。みんなの体が冷え切っているのがわかったのか、ガイドさんは比較的早めに説明を終え、戻っていった。

 

最後にゴールドコースト市内のお土産屋さんまで連れて行ってくれるという。ガイドさん曰くゴールドコーストで食べるべきものはシーフードらしい。シーフードビュッフェが美味しいとのこと。水も綺麗だから、牡蠣にあたったことが一度もないと言っていた。会ったガイドさんは口をそろえてシーフードがお薦めというので、予約をして、明日の夜にでも食べに行ってみようと思う。

 

今日の夜はビーチの近くの賑わう通りの、ハンバーガー屋さんに入った。コーラを注文したつもりだったのだが、発音が悪かったのか、コロナというビールが出てきた。こちらのビールはあまり詳しくないのだが、水みたいに薄いビールが存在する。よくわからない。ここのハンバーガーが本当に絶品だった。本当に洗練されていて、無駄がない。マックみたいに、牛肉に香辛料を入れたスパイシーな感じではなく、牛肉本来のうま味。マヨネーズがすこし甘くて、レタスとバンズとマッチしている。こんな完璧なハンバーガーは初めて食べた。多分「grill'd」というお店。日本でも探してみることにする。

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酔っぱらったので、帰りにナイトクラブに寄ってみる。金曜日と土曜日は無料で開放されているらしい。クラブはDJが音楽を流しているかと思ったら、バンドの生演奏だった。洋楽って基本的にサビがないので、同じテーマを繰り返している。現地の人が仮装して、踊り騒いでいた。全く持って、入れそうな余地はなかった。自分は、日本人なんだなー。とあらためて実感した瞬間であった。