レオン
レオン観ました。
ジャンレノ、ナタリーポートマン主演。
スタン(ゲイリー・オールドマン)に家族を抹殺された、少女マチルダ(ナタリーポートマン)。マチルダが逃げ込んだ隣の部屋に住む、プロの殺し屋レオン(ジャンレノ)と共同生活を始めることになる。スタンに復讐を果たすべく、マチルダはレオンに暗殺の術を授かることになった。
ともかくナタリーポートマンの演技が素晴らしい。この作品がデビュー作ときいて驚くばかり。家族が殺されていると気づき、レオンの部屋の前に来ての ''please''。つかみから完璧だった。まだ少女であるのに、あの大人びた言動。ふてぶてしくタバコを吸い、恥ずかしくて言えないような言葉を平気で口にする。それが非常に愛らしい。マチルダが ''大人になっても人生はつらい?''と問うとそれに対して、レオンは ''always like this'' と答える。
トレーニングして。ミルクを飲んで。観葉植物の世話をして。マチルダが暗殺の技術を教えてもらう代わりに、レオンは読み書きを教えてもらっていた。たまにふざけて、マチルダは笑っていた。この生活が永遠に続いてほしいと思った。そして、レオンとマチルダは一緒に暗殺を始めた。初めて暗殺をした年はマチルダの方が早かった。
スタンは頭がキレて狡猾な男だ。薬物をキメて、キレッキレになった、銃口の向く先が危なっかしくて狂気に満ちている。麻薬取締局に勤めていながら、マフィアとして密売を続けていた。レオンの存在に気付き、大量のSATを送り込んで、殺害しようとした。レオンは負傷したSATに扮装して、脱出しようと試みたが、スタンはそれに気づいて殺害した。しかし、レオンは手榴弾のリングを抜いていて、スタンもろとも爆発した。
暗殺者として働くことを断られたマチルダは、連れてきた観葉植物を地面に植えてやり、地に根を張って生きることを決意した。
最後に流れるshape of heartが身に沁みる。