ヌーノ・別天地構想

君が泣くまで考えるのをやめない。つもり

MENU

スポンサーリンク

卒論を終えて思うこと

今日、卒業論文の審査結果が発表され、卒業できることが決まった!

修士課程に進学するので、まだ先があるがひとまずひと段落だ。

 

正直、卒業論文というものを書いて、一体誰が得をするのだろうか。

4年生は研究のやり方を全く知らずに研究室に放り込まれ、

渡されたテーマで1年間研究というものに取り組む。

苦しいことに、教授は忙しいために、あまり面倒を見てもらえない。

(ちゃんとみてくれる教授もいるのであしからず)

 

研究というものは新しいことをしているかという新規性と、

その研究が世の役に立つでろうことを示すデータ(結果)が求められる。

1年間、試行錯誤して結果を出してみるも、結局そのデータには意味がないと言われる。

最終的に卒業発表で稚拙な発表をし、それを教授たちは鼻で笑って終わらせるのだ。

 

自分は大学の研究室ではなく、外部の研究機関に派遣されて研究をしている。

そのため、卒論発表の審査にはどうしても専門分野外の教授たちが集まってしまう。

専門分野外の教授たちに、初めてその研究の内容を聴かせて理解してもらうことはかなり難しい事だった。

特に、質疑の時間は5分なのだが、とても長く感じられた。

一番きつかった質問は「その研究で君が工夫した点は何か」という質問だ。

何故、僕にだけそんなずるいことを聞くのだろう。

他の学生全員にもその質問してくれよな。

専門分野外の教授たちは研究の中身を聞いてもらえなかったりする。

 

 

とはいえ、この1年間で成長したと思うことも少しある。

自分がこの1年間で成長した部分と言えば、論文の書き方が少しわかったことと、

プレゼンをすることに慣れたことだろうか。

 発表の時にあまり緊張しなくなってきた。一昔前の自分には考えられないことだ。

 

修士の先輩の1人に研究はしているのに、あまりに結果が出なすぎて思いつめて、

ご飯が喉を通らなくなり、家で一人泣いているという先輩がいる。

それぐらい修士の審査は重く、追いつめられるものなのだ。

その先輩は結局、教授に「なるようにしかならないからとりあえず修論を書いて、形にしなさい。あまり気にしなくていいから」と言われたそうだ。

 

自分のこの先が思いやられる出来事だ。

来年度からは修士なので、ちゃんとやっていこうと思う。