ヌーノ・別天地構想

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ドクター・スリープ

ドクタースリープ観ました。

観た映画を過去に遡って、感想を想を書いてるんですけどね。

 

シャイニングの続編。

シャイニングのとき三輪車を漕いでたあの息子が、中年のおじさんになってる~。あのときの息子ダニーは、幽霊の撃退法を身に付けていた。自分の中に特別な箱をイメージして、その箱に幽霊を閉じ込める。師から教わった方法だ。

 

シャイニングを持つ子供たちを誘拐し、そのシャイニングを食うことで長生きしている集団が現れた。その集団は、強力なシャイニングを持つアブラを標的に定める。アブラはダニーへと接触し、ダニーはその集団からアブラを守るために行動し始める。

 

シャイニングはホラー映画だったのに対して、今回のドクター・スリープは超能力バトル映画になっている。超能力者集団のリーダー、ローズは、瞑想で宇宙を駆け抜けて、アブラの頭の中へと侵入していく。しかし、アブラも罠を設置していて、頭の中を簡単には探らせまいとする。人の意識の中で、戦いが繰り広げられる。

 

それでいて、どこかスターウォーズ的な要素も含まれている。物語の途中、突然に師が現れて、ダニーにアブラを救うべきだと諭す。あの子の師になってやるべきだと。導いてやることで、ダニーも師と同じように師になり、その関係は繋がっていく。

 

最も強力なシャイニングを持つローズをコロラドのホテルへと誘い出す。シャイニングを強く欲するあのホテルでローズを葬る計画だ。ジャックに斧で襲われたバスルームを覗き込むと、そこには何もなかったが、凄まじい爆音であのときのシーンの回想へと入る。ここで来ると思わせておいても、それを超えて驚かせてくるのは素晴らしい。

 

ダニーはローズに対して、自分の中の特別な箱を開け放ち、ローズを道連れにする。そして、ダニーはホテルとともに燃え、幽霊を浄化した。

 

行動が人を変える。この映画では、何度もこの言葉が出てきた。ダニーはアルコールに溺れていた時期もあったが、それをいつしか克服した。そして、再びあの館に訪れ、過去のトラウマを払拭した。行動が人を変えるそれを体現してみせた。

 

 

ホラー的な要素はシャイニングに比べて少なくなっているが、シャイニングの設定やビジュアル、回想シーンなどを活かしつつ、新しい映画に仕上げている。敵のビジュアルやキャラなども魅力的である。